カーボンヒーターの電気代と節電方法

暖房器具の中でも手軽なものとして、電気ストーブがあります。ハロゲンヒーターやカーボンヒーターなどもその種類のひとつです。比較的場所をとらず、持ち運びや収納が手軽にできることなどから利用する人も多くなっています。

しかし、暖め方の違いや、それぞれの特徴、電気代など知らない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、その電気ストーブの種類の内、カーボンヒーターに注目し、暖め方や電気代をご紹介します。さらに、少しでも電力を抑えるための節電方法も併せてご紹介しますので、参考にしてみてください。

カーボンヒーターの電気代

ハロゲンヒーターなどのヒーターとつく暖房器具は、すぐに暖かくなる特徴の反面、その消費電力が多く「電気代が高い」というイメージがあります。

実際に、ハロゲンヒーターは1,000W以上のものが多く、暖房器具の中では高いと言われています。では、似たような特徴をもつカーボンヒーターの消費電力や電気代はどのくらいなのでしょうか。今回は、4社のメーカーから、1時間あたりにかかる電気代を出してみました。

メーカー名 型番 消費電力 1時間あたりの電気
テクノス CHM-4531 900W
※450Wの弱に電力切替え可能
約16円
コロナ DH-C915 900W
※900W~300Wまでの10段階に電力切替え可能
約24円
アピックス ACH-664 400W
※200Wの弱に電力切替え可能
約11円
YAMAZEN DCT-J065 600W 約16円

4社のメーカーを参考にした、カーボンヒーターの1時間の電気代は、約11円~約24円でした。

※全ての製品の取扱説明書を参考にしています。
※1kWhあたり27円で算出しています。以下同様

ご覧の通りカーボンヒーターは、消費電力が400W~900Wまでと、メーカーや製品によって差がありますが、一般的なハロゲンヒーターの消費電力が1,000W前後だとすれば、カーボンヒーターはその半分以下の消費電力の製品もあるため、比較的、消費電力は低めです。

消費電力は低めでも、遠赤外線の放出量はハロゲンヒーターよりも多く、体の奥から暖まることができることから、カーボンヒーターは経済的だと言えます。

ただし、カーボンヒーターでも長時間使用すると、当然、電気代は高くなります。具体的に見てみると、1日5時間、900Wで毎日使用した場合、1日の電気代は約120円、1ヵ月(30日)にすると約3,600円もの金額になります。使用する際は、時間や電力に注意することが大切でしょう。

カーボンヒーターの暖め方や特徴を知ろう

カーボンヒーターとは、炭素繊維を発熱体に用いり、そこに電流を流すことによって遠赤外線を放射し、暖めるといった仕組みの暖房器具です。

同じような原理の暖房器具には、ハロゲンヒーターや石英管を使用した電気ストーブなどがありますが、発熱体が異なるため、暖かさに違いがあります。

カーボンヒーターに使用されている炭素繊維は、多くの遠赤外線を放射します。遠赤外線は、物や人などの物体に吸収され、放射量が多いと体の芯まで暖かいと感じる効果があります。その放射量は、ハロゲンヒーターに比べて約2倍とも言われており、カーボンヒーターはハロゲンヒーターよりも暖かいと感じることができる暖房器具です。

電源を入れるとすぐに暖まり、コンセントがあれば比較的どこにでも置くことができます。温風も出ないことから、埃を舞い上げることもなく快適な環境を保つ事ができるのも大きな特徴です。光が当たっている部分しか暖めることは難しいため、部屋全体を暖めることには向いていません。補助暖房としての利用が適しています。

カーボンヒーターの節電方法

カーボンヒーターは、暖かいのに消費電力は低めと、経済的な暖房器具です。しかし、長い時間の使用や使い方によっては電気代が高くついてしまうこともあります。そこで、少しでも電気代を抑える方法をご紹介します。

  • 長時間使用しない場所に置く
  • 他の暖房器具と上手く併用する
  • 設定温度を調節する

カーボンヒーターは、スポット暖房であるということを把握し、狭い範囲で、なお且つ、長時間使用しない場所に置くなどの工夫をすることで節電につながります。ついつい点けっぱなしにしてしまいがちなリビングなどに置くことは避け、トイレや脱衣所などの短時間しかいない場所で使用するといいでしょう。

どうしても、リビングなどで使用したい場合は、始めはカーボンヒーターで暖め、ある程度の時間が経ったら、エアコンに切り替えるなど他の暖房器具と上手く併用することでも節電になります。

また、今回参考にした製品の中にもあるように、電力を切替えることができるものであれば、状況によって調節すると効果的です。カーボンヒーターは、足元を暖める、一人で使用するなどすれば、そこまでの強い電力は必要なく、弱などの少ない電力でも十分に暖かいと感じることができます。実際の電気代も、強から弱にした場合、1ヵ月の電気代は強よりも2,000円近くも節約することができます。

(強=900W、弱=400W、1日5時間使用、1ヵ月を30日とした場合)

このようにカーボンヒーターは、上手に使うことで電気代も抑えつつ、体の芯から暖まることができる優秀な暖房器具です。既に購入している人も、これから購入する人も、ぜひ実践してみてください。

2016年03月07日 公開