パネルヒーターの電気代と節電方法

寒い冬の時期、暖かく過ごすためには、暖房器具は欠かせないアイテムです。
その暖房器具もさまざまな種類があり、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。最近では、メインの暖房をエアコンに採用する人が多くなってきましたが、エアコンだけでは補えにくい、足元などを暖めるため、電気ストーブやこたつ、ホットカーペットなどもサブ暖房として人気があります。

その電気ストーブの中でも、最近、人気を得ているのがパネルヒーターです。ですが、人気なアイテムだけに、実際にどのくらいの電気代がかかるのか、気になるところです。

パネルヒーターの電気代

実際の電気代は1時間あたり、いくらくらいかかるのでしょうか。今回は、3つのメーカーから電気代を出してみました。

メーカー名 型番 定格消費電力(弱/強) 1時間あたりの電気代
デロンギ HMP900J-B 450W/900W 12.2円~24.3円
アールシーエス 夢暖望880型H 600W/880W 16.2円~23.8円
バルミューダ SmartHeater2 ESH-1100SD 190W/1,300W 5.1円~35.1円

3つのメーカーの、パネルヒーターの1時間の電気代は、強にすると約24円~約35円、弱にすると約5円~約16円でした。

※それぞれのメーカーの取扱説明書を参照しています。
※1kWhあたり27円で計算

パネルヒーターは、エアコンのように気温や状況などで消費電力が変化することがないため、使用時間に関わらず消費電力は一定です。そのため、電気代も一定となり、消費電力が大きいものは電気代も高く、小さいものは電気代も安くなります。

また、当然、使用する時間が長ければ長いほど電気代は高くなるため、部屋全体を暖めるのに時間がかかるパネルヒーターは、メインの暖房として利用した場合、多くのコストがかかると考えられます。

例えば、1ヵ月間を30日とし、温度設定を「強」にして1日8時間連続使い続けた場合、1ヵ月あたり約5,760円~約8,400円もの電気代がかかります。これは、製品や環境によっては、エアコンよりも高い金額となります。

このように、意外とコストがかかるパネルヒーターですが、メリットも多いため、使い方や目的をよく考慮した上で選ぶといいでしょう。

パネルヒーターってどんな暖房器具?

パネルヒーターとは、熱の伝わり方の一種である輻射熱を利用した暖房器具です。その名の通り、パネル状になっており、内部には電気ヒーターが組み込まれ、パネルで覆われています。スイッチを押してからすぐに熱を放出するため、速暖性に優れている他、遠赤外線の効果で体の芯まで暖めてくれます。薄型のため場所を選ばず置けて収納がしやすい、風を出さないので空気が汚れないなどの理由の他、ヒーターがむき出しになることがないため、小さい子供がいるご家庭に人気が高い暖房器具です。

但し、部屋全体を素早く暖めるといった効果はなく、広い部屋などには向いていません。部屋全体を暖めることも可能ですが、時間もかかるため、一部を暖めるのに適した器具だと言えます。

パネルヒーターのメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。

メリット デメリット
  • 風がでないため空気が乾燥しにくい、汚さない
  • 薄型なため場所を選ばない
  • 万が一、お年寄りや小さい子供が触れても火傷しない
  • すぐに暖まりやすい
  • 運転中の騒音が少ない
  • 部屋全体を素早く暖めるには効率が悪い
  • メイン暖房としては向いていない

パネルヒーターの節電方法

パネルヒーターの電気代を少しでも抑えたい場合、なるべく少ない消費電力の製品を選ぶと、電気代は安くなります。また、設定温度を強から弱にすることでも電気代は抑えられますが、その他にも、使い方によって節電できる方法はないか調べてみました。

どれも簡単にできる方法ですので、すぐに実践してみましょう。

窓際に置く

パネルヒーターを使用する時は、窓際に置くと効果的です。
外の冷気や室内の暖かい空気、その多くは窓から入り、窓から逃げています。そこで、窓際にパネルヒーターを置くことによって冷気が遮断され、効率的に部屋を暖めてくれます。窓に限らず、冷気が入ってくる場所に置いても効果的でしょう。

エアコンと上手く併用する

パネルヒーターは、輻射熱を利用した暖房器具のため、一度暖まってしまえば比較的、高い暖房効果を得る事ができます。始めはエアコンで素早く温度を上げ、部屋全体が暖まったらパネルヒーターに切り替えるなどすれば、たとえ設定温度が低くても暖かさを感じることができ、さらに節電にもなります。

タイマーや自動ON/OFF機能を使う

タイマー機能や電源を自動でONとOFFできる機能などがある製品であれば、上手く使うことで無駄につけている時間を減らすことができ、節電になります。タイマー機能は、就寝後や就寝前、帰宅前の1時間などに設定するといいでしょう。

パネルヒーターは、多少コストはかかりますが、製品や使い方次第によっては効果的に部屋を暖めることができます。また、安全性が高く、薄型で場所を選ばないということも他の暖房器具にはないメリットです。しっかりと特徴や節電方法を把握し、厳しい冬の季節をパネルヒーターで乗り切りましょう。

2016年03月07日 公開